「本当に愛されてるのかな…」
「好きって言ってくれないと、なんか不安になる」
昔の私は、そんな自分が面倒くさいと思われるのが怖くて口に出せませんでした。
でも言葉を求めることには、ちゃんと理由があったんです。
彼のそばにいるのに、なぜかぽっかり心が寂しい。
言葉がないと、不安がどんどん大きくなってしまう。
恋愛において「言葉が欲しい」と感じるのは、決してあなたの心が弱いからじゃありません。
大切なのは「安心を求める気持ち」に気づいてあげること。
特に不安症傾向がある方にとって、言葉は心の拠り所になります。
恋愛で言葉を求めてしまう理由と、少し心が軽くなる考え方をお届けできればと思います。
言葉がないと不安になるのはどうして?
不安症と恋愛の関係
恋愛において「相手の言葉がないと不安になる」という感覚は、不安症の人によく見られる傾向です。不安症とは、理由がなくても常に心がざわざわしてしまい「最悪の事態」を想像してしまうような状態のこと。
たとえば、
- 既読スルーが続いただけで「嫌われたのかも」と思ってしまう
- 「好き」と言ってくれないと、自信が持てなくなる
- 恋人の表情が曇っているだけで、自分が何か悪いことをしたのでは?と責めてしまう
こうした心の動きは、過去の人間関係や育った環境に起因していることもあります。
誰かに拒絶されたり、必要とされなかった経験があると、「また同じ思いをするかも」という恐れから、安心材料として“言葉”を必要とするようになります。

言葉に安心を求める心理
言葉は、目に見えない心を「確かめる手段」です。
とくに不安症傾向のある人にとって、相手からの言葉は「大丈夫だよ」と背中を支えてくれるような存在。
実際に「好きって言ってくれると、やっと安心できるんです」という相談は多く、これは“自分の存在を認めてもらえた”という感覚に繋がるからです。
でも、ここで気をつけたいのは、
「言葉=安心のすべて」になってしまうこと。
言葉がないとき、自分を見失ってしまうくらい不安が膨らんでしまうのは、ちょっとしんどい状態かもしれません。
「言葉が欲しい」はわがままじゃない
愛情を言葉で確かめたくなる理由
「好きって言ってくれないと不安になるのは、私がわがままだから?」
そんな風に自分を責めていませんか?
でも実は、言葉を求めるのは“相手を信じたいからこそ”なんです。
たとえば、小さい頃に「頑張ったね」「大丈夫だよ」と言ってもらえるとホッとした経験ありませんか?
それと同じように、恋愛においても「好きだよ」「そばにいるよ」といった言葉は、心を安心させてくれるもの。
誰かに愛されたいと願うのは、人間としてごく自然なこと。
そしてその“愛されている”を感じるために、言葉が必要になるのは決しておかしなことではないのです。
男性側の気持ちとのギャップ
ただここでひとつ注意したいのが、「男性は必ずしも言葉で愛情を伝えるのが得意ではない」という点。
たとえば、
- 迎えに来てくれる
- 重い荷物を持ってくれる
- 風邪のときご飯を作ってくれる
こんな風に“行動で示すタイプ”の人も多いのです。
女性が「言葉」が欲しいと思っていても、男性は「態度で伝えてるつもり」だったりします。
ここにズレがあると、「なんで言ってくれないの?」と不安になり、
「ちゃんと伝えてるのに…」と彼も困ってしまう。
大事なのはこの違いに気づいて、歩み寄ろうとする気持ちです。

不安に振り回されないためにできること
自分の気持ちを整理する方法
言葉を求める気持ちは、自分を安心させたいからこそ。
でも、その不安が強くなりすぎてしまうと、恋愛そのものが苦しくなってしまいます。
まずは、自分の心の声を丁寧に聴いてみましょう。
たとえば、ノートやスマホのメモにこんなふうに書いてみるのもおすすめです。
- 今日、不安になったきっかけは?
- どんな言葉が欲しかった?
- 本当は、どんな気持ちを伝えたかった?
こうやって自分の感情と言葉を“見える化”することで、彼にぶつける前に一度気持ちを整えることができます。
自分自身の不安と仲良くなることが、恋愛をもっと心地よくする第一歩です。
「欲しい」と伝える伝え方
「もっと言葉で伝えてほしい」
そう思ったとき、どう伝えるかがとっても大切です。
NGなのは、責めるような言い方。
×「なんで全然好きって言ってくれないの?」
×「私のことどうでもいいんでしょ?」
こうした言い方では、彼も身構えてしまいます。
◎おすすめは、「私はこう感じる」という“自分軸”の伝え方。
たとえば、
○「言葉にしてもらえると、すごく安心できるんだ」
○「“好き”って言われると、なんだかホッとするの」
こんなふうに、自分の気持ちを優しくシェアすることで、彼も“伝えてあげたい”と思いやすくなりますよ☺️
言葉以上の愛を感じるには
言葉以外の愛情表現とは?
言葉がなくても、愛情って実は日々のあちこちにちりばめられています。
たとえば
・あなたの好きなコンビニスイーツを買ってきてくれた
・LINEの返信はそっけないけど、「無事に家に着いた?」って電話をくれた
・一緒にいるとき、スマホを置いて目を見て話してくれる
こんな小さな行動こそ、実は「君を大切にしてるよ」のサインだったりします。
恋愛って、「好きだよ」だけじゃなくて、「あなたのために時間を使うよ」「そばにいるよ」の積み重ねなんですよね。

言葉に頼らず安心感を育てるヒント
もちろん、言葉は大切。
でもそれだけに頼りすぎると、言ってくれないときの落差が大きくなってしまいます。
だからこそ、“安心できる関係”を自分でも育てていくことが大切です。
◎おすすめのヒント
- 「ありがとう」「嬉しかった」を素直に伝える
- 彼の愛情表現に気づいたら口に出して喜ぶ
- 自分のことも少しずつ肯定する練習をする
あなたの中に安心が増えていくと、彼に無理に言葉を求めなくても、自然と愛が感じられるようになりますよ。
最後に。言葉が欲しいのは、不安を乗り越えるための“扉”
恋愛において「言葉が欲しい」と感じるのは、決してわがままじゃありません。
それは、あなたの心が「安心したい」「愛されてるって確かめたい」と願っている証。
不安症の人にとって、言葉はとても大切な支えになります。
でも同時に、「言葉がない=愛されてない」と決めつけてしまうのは、あなた自身を苦しめてしまうことにも繋がります。
少しずつでいいんです。
言葉以外の愛にも気づけるようになったり、素直に「こうしてほしい」と伝えることができたら
あなたの恋愛はもっと優しく、温かいものに変わっていきます。
無理に変わる必要はありません。
あなたの心の声を大切にしながら、安心できる関係を一緒に育てていきましょうね🌷
ではまた❤️