「この関係を続けてはいけない」
そう頭ではわかっているのに、どうしても離れられない…。
既婚者との恋愛に悩むとき、心は愛しさと罪悪感の間で揺れ続け、とても苦しいものです。
既婚者との恋愛に悩む女性は少なくありません。
ズルズルと関係を先延ばしにして、気付いたらダブル婚外なんて話もありました。
彼と過ごす時間は温かくて幸せなのに、
帰り道のとてつもない寂しさや罪悪感に押しつぶされそうになる。
「奥さんに悪い」「未来がない」と思いながらも、
「彼がいないと私には何も残らない」と感じて、ひとりになった瞬間涙が出る。
そんな心の葛藤を抱えているのは、あなただけではないのです。
この記事では、
既婚者との恋愛から抜け出せない心理と、その苦しさを和らげるヒントをお伝えできればと思います。
なぜ既婚者との恋愛から抜け出せないのか?心理背景
禁断の関係ほど燃え上がる
Aさん(30代女性)は、職場の上司と関係を持ちました。
「彼には家庭があるのに」と分かっていながら、秘密の関係がスリルとなり、普通の恋愛よりも強く惹かれてしまったそうです。
人は「手に入らないものほど欲しくなる」心理が働きやすく、禁断の恋は燃え上がりやすいのです。
寂しさや承認欲求を満たしてくれる
Bさん(20代後半)は、“誰かに必要とされたい”という気持ちをずっと抱えていました。
彼は優しく「君がいるから頑張れる」と言ってくれ、その言葉に救われるたびに「離れたくない」と思うようになったそうです。
「手放したら誰もいない」と思ってしまう
Cさんは、過去の恋愛で深く傷ついた経験がありました。
「もう誰も私を好きになってくれない」と思っていたところに彼が現れ、未来がないとわかっていても“大切にされている”と感じられる関係が支えになってしまったそうです。
既婚者との恋愛がもたらす苦しさ
2番目である現実の切なさ
どれだけ「君が一番だ」と言われても、年末年始や家族のイベントは奥さんや子どもが優先。
ある女性は「やっぱり私は2番目なんだ」と思い知らされ、どうして私を一番だって言うの…と思うたび涙が止まらなかったそうです。

将来の見通しが持てない不安
「いつか一緒になれるかもしれない」と信じて待ち続けても、何年も状況は変わらない。
周りの友人が結婚していく中で、「私には未来がない」と感じてしまうこともあります。
幸せと罪悪感の間で揺れる
「彼と一緒にいる時間は本当に幸せ。でも、奥さんや子どもを裏切っている気がする」
その矛盾が心を消耗させ、喜びと苦しみが交互に押し寄せてくるのです。
抜け出したいのにやめられない理由
優しさや言葉に依存してしまう
彼から「君が必要だよ」と言われるたびに、
「やっぱり私が特別なんだ」と感じてしまい、いずれ一緒になれる未来を夢みてしまいます。
その言葉が心の支えとなり、関係を手放せなくなるのです。
特別扱いされる安心感
「家族よりも君だけを大切にしている」という態度が、「私の存在価値」を証明してくれているように思えてしまうこともあります。
「別れたら後悔するかも」という不安
「もし別れて、他に誰も現れなかったら?」
そんな恐怖が頭をよぎり、「このままのほうがいいのかも」と関係を続けてしまうのです。

既婚者との恋愛から抜け出すためのステップ
①「現実」を直視する
ある女性は、「彼との関係で得ているもの」と「失っているもの」を紙に書き出しました。
「安心感や癒し」を得ている一方で、「自由な未来・自信・心の安定」を失っていることに気づき、涙が止まらなくなったそうです。
たとえば、クリスマスや誕生日を一緒に過ごせない。家族の優先順位が常に自分より上…
そうした現実をあえてノートにリスト化してみるのも一つです。
→「幸せ」と思っていた時間の裏側にある“欠けているもの”を目で確認することが、
気持ちを整理し、自分の本音と向き合える第一歩です。
②「なぜ惹かれたのか」を振り返る
既婚者を好きになったのは、彼だから?それとも「優しくされて安心したかった」から?
実はその人が特別なのではなく、自分の心の隙間を埋めてくれた存在だった場合も多いです。
→本当に欲しかったのは「彼」ではなく「安心感」や「必要とされる感覚」かもしれません。
③「連絡の断捨離」を始める
すぐに完全遮断が難しければ、段階的に。
・LINE通知をオフにする
・こちらから連絡する回数を減らす
・返事をすぐにしない
→小さな距離を積み重ねることで「依存の鎖」を少しずつ緩められます。
④「自分を満たす行動」を増やす
彼に向けていた時間を、自分の心を潤すことにシフト。
・新しい趣味を始める
・信頼できる友達と会う
・運動や旅行で環境を変える
→「彼がいないと虚しい」から「彼がいなくても心地いい」へと少しずつ変わっていきます。
⑤「支えてくれる人」に気持ちを打ち明ける
- 信頼できる友人やカウンセラーに話すことで、自分の気持ちを整理できる。
- 第三者の視点を借りることで「冷静さ」を取り戻せます。
→「秘密の恋」は心を閉ざしがちなので、吐き出すだけでかなり楽になりますよ。
⑥「未来の自分」を思い描く
- 1年後、5年後、10年後も同じ関係でいい?
- もし今より年齢を重ねても、彼が私を選んでくれるではなく、彼が家庭を選び続けている未来を想像してみましょう。
→「本当に欲しい幸せはここにはない」と腑に落ちやすくなります。
⑦「終わり」を自分で選ぶ勇気を持つ
- 相手が動くのを待っていては、ずっと変わらない。
- 「私が幸せになるために終わらせる」と最終的に自分で決めることが、本当の解放につながります。
恋愛を手放したあとに得られるもの
自分を責めずに生きられる安心感
罪悪感のない日常は、それだけで心を軽くしてくれます。
前向きな未来が広がる
「もし彼が…」と悩む時間がなくなることで、仕事や人間関係に心から前向きな選択肢が見えてきます。
唯一無二として愛される恋愛
「2番目」ではなく、「あなただけ」と大切にされる恋愛を選べる自分に変わっていけるのです。

最後に。『新しい人生の準備期間』だと考えてほしい。
既婚者との恋愛から抜け出せないのは、あなたが弱いからではありません。
抜け出すのは苦しく、涙も出ると思います。
そこには「寂しさを埋めたい」「必要とされたい」「孤独になりたくない」という心のSOSが隠れています。
でも“失う痛み”は一時的で、『本当の幸せ』はこれからの出会いの中にあります。
大切なのは、自分を責めることではなく
「私はどうすれば幸せになれるか」を考えて自分と向き合うこと。
小さな一歩でも、自分を大切にする習慣を増やしていけば、この苦しい恋から抜け出す力は必ず育っていきます。
恋愛は、あなたを幸せにするためのもの。
どうか「自分を一番にしてくれる人」との未来を選べますように🌷
ではまた❤️
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